2022.03.19

きのう夕方ちょっと用事を済ませに外に出て、寒いなー雨だなーと思いながら帰宅すると小さな友達から言葉のない葉書が届いていた。先日わたしが送ったシールがペタペタ貼られており、文字のようなうにょうにょした生き物みたいな可愛い線がたくさん書かれていた。しばらく眺めたあと、デスクの目につくところに貼り付けた。

今日のような天気はなんだか久しぶりのような気がする。薄曇り。とても良い。ちょっと風があって。気持ちのいい晴れも嬉しいけれど、これくらいが好きだ。最近Tomberlineを久しぶりに聴いたらなんだかやたらにフィットして、彼女ばかり聴いている。特に最近のEPや出たばかりのシングルがいい。

数日前の爆発は、その後いちど思いっ切り爆発して、あぁやばいかもと思ったけれどどうにかベッドまでたどり着いて眠って起きたらすっかり遠くの方に行ってしまっていた。何食わぬ顔して。何なのだ。でも、よかったと思うけれど。やっぱりそこにある感情を、一度ちゃんと感じて、感じ切るということが大事なんだろうと、いうことを思う。上間陽子さんもちゃんと泣くようにしている、と言っていた。逆にいえばそれが出来るうちは大丈夫ということなのかもしれない。

少しずつ忘れていって、でもやっぱり思い出して、それでまた泣いたり怒ったりして、また忘れて、また思い出して、そうして少しずつ忘れていって、少しずつ大丈夫になっていって、でも全部がぜんぶそうできるわけでもなくて、そうできないものたちとは、どうにか折り合いをつけて、付き合って抱えていく方法を、試行錯誤しながら見つけていくしかないのだろうな、というのが今のところの見解。

なんとなく思い立ってプリンターを買った。使用頻度が低いわりに場所をとるからずっと買わずに来たのだけど、いちいちコンビニでプリントすることの億劫さに限界を感じて、一番小さい一番安いやつでいいと思ったけれど探し始めるとやっぱりそんなわけにはいかなくて結局まぁまぁいいやつを買ってしまった。でも長く使える方がいいしね、と言って。今朝届いた。まだ開けてないけれどとても軽くてびっくりした。どこに置くかまだ決めていない。

弟が近く入籍するのでお祝いをどうしようかと姉はずっと考えていたのだけど、結局やっぱり書留を送るのが良かろうという結論に至った。きのう久しぶりに眠れなかったから、それに添える手紙の文句を考えていれば何となく、ほんのちょっとだけ感慨みたいな気持ちも湧いてこなくもなく、なんか、弟に対してわたしは姉であるけれどもでもなんていうか、すっかり大人になったわたしたちは最早ただの人間同士なわけで、でもやっぱりわたしは姉だからちょっと姉っぽいことも言いたくもなるがそういうのって彼からしたら鬱陶しかったりするんだろうか、とか、最近めっきり会う機会も減って永らく話らしい話もしていない彼と彼の新たな日々のことに想いを巡らせるなどした深夜なのだった。