2022.01.27

なんだかぐったり。家を出るまでは全然、まったく、大丈夫だったのに。

わたしはひとと関わることが、やっぱりどうしてもすごく疲れてしまって、たったひとつのメッセージのやり取りによって自分が摩耗し、たちまちすり減り小さく縮んでいくのがわかる。それは自分の欠点で、努力して改善しなくてはいけないことだと、思えばなんの根拠もなく信じ込んできたわけだけれど、でも、それはただの、例えば肌の色が白いとか、背が高いとか、そういうのと同じような、単なる特性に過ぎないということを、ついさっき、お店に掃除機をかけながら思ったのだった。

でもだからわたしはやっぱり特性に則って生きたいなぁということを思うと、なるべく家から出ず、ひととも交わらず、暮らしていける方法を構築したいという気持ちがますます強まるのだった。

でもだからって別に人間が嫌いなわけではないし、大好きなひとたちはもちろんこの世界にたくさん存在していて、彼らを大切に思うし、彼らとの繋がりを大切にこれからもしていきたいという気持ちは変わらず確かにある。

異国日記のことは書いただろうか。そういうタイトルの漫画を、年末にkindleでまとめ買いをして一気に読んで、それからもぱらぱらとときどき読むのだけど、主人公が同居してる叔母の槙生ちゃんは、ひととのコミュニケーションをはじめ、電話に出るとか、身の回りの整理整頓とか、そういう社会的スキルを欠いた小説家で、基本的にはいつも何日も家から出ずずっと部屋にこもって小説を書いている。そしてそういう自分自身のあり方にとても正直。そしてそれは同時に他への誠実さにも直結している。ように思う。わたしは彼女のように生きたい、ということをよく思う。

姉と姉の娘が病院を出て家に戻ったのだそう。家族のLINEグループはかつてない盛り上がり、というか両親たち(わたしの)がかつてない盛り上がりを見せている。まさかとは思っていたのだけど、姉はばっちりキラキラネームを娘に授けており、言葉に詰まった妹は「語呂がいいね」としか言えなかった。