2022.02.11 Promise Is a Pendulum

朝起きたら楽しみにしていたBig Thiefのアルバムがリリースされていて嬉々。MonchiconのBuck Meekインタビューを読みながら朝食。

http://monchicon.jugem.jp/?eid=2368#gsc.tab=0http://monchicon.jugem.jp/?eid=2368#gsc.tab=0

4つのスタジオで4人のエンジニアと録音された曲たち、本当は45曲あったらしいのをぎゅっと絞ってアルバムにまとめたそう。インタビューから垣間見える制作のプロセスはたいそう興味深く聴きどころ満載(45曲全部聴きたい、うう)。

そうしてもうひとつ同性婚訴訟について、松岡宗嗣さんの記事を。

https://news.yahoo.co.jp/byline/matsuokasoshi/20220210-00281502https://news.yahoo.co.jp/byline/matsuokasoshi/20220210-00281502

「同性カップルは、婚姻した異性カップルと同等だという”社会的承認”がないから、婚姻が認められなくても問題ない」

という国の主張に朝から開いた口が塞がらない想い。共に生きることを望む人びとのあり方を社会の“承認/不承認”で線引きしようとする、あるいはしても良いと考える、そしてその判断権を自らが有していると考えるその傲慢さ。まさに差別の助長としか言いようがなく。うー頼むーという気持ちになるが、思っているだけではだめなので。闘い続けるひとたちを援護する方法をわたしも探し続けなくちゃいけない。

確定申告の足音が確実に近付いている。今回から青色で出すことにしたから色々わからないような気がしていて、でも青色申告会がいつでも入会出来る、会費は月割り、と聞いていたから直前に飛び込めばなんとかなるだろうとたかを括っていたらもう帳簿の付け方の指導の受付は終了していますときのう言われて途方に暮れた。なんていうかわたしにはそういう、いろんなことを自身のイメージだけで決め込むようなところがあり、あとになって「あれ」ということがしばしばある。そんなわけで仕方がないから自分でやるかと思い、これまで入力してきた収支の集計をしてみればどうにも様子がおかしくますます途方に暮れたのだけど、合っていないと思い込んでいただけで本当はちゃんと合っているということに小一時間にらめっこしたあとに気づいて胸を撫で下ろしてからベッドに入ったのだった。

こういう、確定申告とか、その他の税とか年金とか保険とか、あれこれの制度について、生きていく上で必要不可欠であるにも関わらず難しいというより単純にとてもわかりづらく(無駄が多いとも感じる)、しかも誰もちゃんと教えてくれないというのはどういうことなんだろう、と思わずにはおれない。しかも65万円の控除を受けるためにはe-taxでの申請が必要でそこまでは許せるとしてもe-taxでの申請にはマイナンバーカードが必要という、その、みみっちいせこさにわたしは心底辟易するのだった。

和歌山を出る日の前の夜、実家のご近所さんから出産祝いにいただいたのを父が送ってくれたお餅がたくさん家にあったから、あんこ好きなわたしのために母が「おせんべつ」と言って小豆を炊いてくれて、お土産に少しもらって帰ってきたのを今朝はスコーンに入れて焼いた。あんこの焼き菓子はあまりポピュラーではないけどとても美味しいんである。ふっくら焼けたけどなんだか角張っていたから丸い形で焼けば良かったなぁと思った。

姉の家には昔ながらの細長い筒型の、小さな窓から炎の大きさが見える灯油のストーブがあり、その上にやかんを乗っけてお湯を沸かしたり、豆や野菜を炊いたり、お餅やトーストを焼いたりしていた。ツバメスタジオにも同じようなストーブがあり、君島さんもよくその上で何かを焼いていて、わたしはそれをとても羨ましく思う。小豆や大豆を炊こうと思ったら火の番が少し億劫だなと思ってしまうけれど、これがあれば上に乗っけておくだけで勝手に美味しく炊けるなんてまるで夢のようじゃないか。友人の家に小さな小さなガスストーブがあり、それも同じようにやかんや鍋や餅を乗せられるのでいいなぁガスなら可能性はあるなぁなどと薄ぼんやり考えている。

そんなわけでいつか灯油ストーブのある家に暮らす、というのがわたしの人生のリストに加わった。

それにしても盛大に寝違えてしまい右側をみることが出来ない。いい加減ちゃんとした枕を買おう買おうと思いながら。