2025.03.17
めずらしく風邪が長引き、4日近くふわふわとした状態で過ごした。しかもさらにめずらしくそして悪いことに喉をやられて咳は出るし歌は歌えないしでなんだなんだ、今日はずいぶん良いので今日の夜からは久しぶりにまともに歌って練習が出来そう。沖縄のライブはあっという間に今週末。とても久しぶりに歌う歌をセットリストに組んでいる。割と新しい気持ちで歌えるから楽しい。
引き続き仕事がないので引き続き荷物整理に勤しむ。もう何年も溜まる一方だった譜面の山を今日は片付けた。昔のイベントのフライヤーが出てきたりとかさ、なんかいろいろ、でも特に感傷に浸ることもなく淡々と着々と。服にしても本にしてもなんにしてもただ生きているだけでどんどんと持ちものというのは増えていくのでそれというのは不思議なことだ。今回は思い切って大概のものは手放す、と思ったところでそれでもまあまあの量の荷物が残ることになるのだ、不思議なことだ。
最近は小説をぐいぐい読んでいる、本棚に目をやって目が合った吉本ばななアムリタ上下を久しぶりに読んでみればあぁこれはわたしが今読むべき必要としていた言葉じゃないか、と思って何度か立ち止まる(読み止まる)、そういうことというのは本当にいつだってあって、だからやっぱり必要なものは必要な時に来てくれるようになっている、だから大切なのはそのことに気づける自分でいることだいつだって、という何度も思ってきたことをまた思い、そうして最近はすっかりいじけてセンチメンタルなことばかり書いていたけれど、なんだかすっかり前向きなすっきりとした気持ちになって、もう少し小説をぐいぐい読みたい、と思って金原ひとみの新刊(たぶん、いつ出たのかは知らない)を買って読む、本当に笑っちゃうくらいばかみたいというかふざけているのか真剣なのかなんなのかよくわからないのだけど確実に芯をついていて、ああもうこのひとのことをわたしは一生推せる、大好きだ、と思う。そうして今日は昼過ぎにピーナッツのクッキーを焼いた、ピーナッツバターのクッキーが大好きなのだけどいただいたピーナッツパウダーというものがありあまり使い道もわからないしこれはクッキーだろうとピーナッツバターのクッキーのレシピを参考にしながら感覚で作ったら軽めのソフトクッキーになった。悪くない。
今日は何日かぶりの快晴。陽もずいぶんと長くなったね、あっという間にこのまま雪崩れのように春が来るのだ、わたしはわたしの日々を愛している、このなんでもないままにただただ過ぎていくなんでもない日々を愛おしく思っている、作りかけの曲たちの歌詞を一行一行ほんの少しずつ書いては戻って書いては戻って。日が暮れる前に散歩に行く。