2025.05.01

日記をなるべく毎日書こうと、なにせ時間がある、時間だけがある、思いiPhoneにぽちぽちと文字を打ち込むのだけれど、うまいこと最後まで書けるときとそうでないときがある。そしてその違いは何によるものなのかはずっとわからない。

今日は舞台のリハーサル2日目。わたしは参加曲が少ないので入りはゆっくりで良いのだけど、先日のリハーサルで楽器や機材を預かってしまったためにみんなと一緒に昼過ぎには行かなくてはいけない。でもいいんだ、時間は時間だけはあるから。そんなわけで今日も車。思うのだけど、例えば仕事もずっと家で出来るようなものを選んで、これからは当面友達のひとりもいない地域でしばらく暮らすし、電車に乗るのも避けて車に乗り、わたしはなにをしているかといえば人間というものを避けているんだろうか。でも何のために??そうして避けて避けて避けて、その先にはなにもないと思うのだけど、なにがしたいのか自分でもよくわからない。飲食店のアルバイトでもしようかな、それも良いかもしれないと考えたりしている。

おととい、リハーサル一日目で、終わったのは9時頃だったけれど、ヒデさんとひらくさんと3人連れ立って軽く飲みに出かけた(もちろんわたしは烏龍茶)。ヒデさんはもうずっとニューヨークに暮らしているので会うのは数年に一度とかで、前回は三茶のグレープフルーツムーンでいまは無き下北沢サーカスの仲間が集まった日にたまたま帰国中だったヒデさんも顔を出してくれて、そのときぶりだったのだった。でもヒデさんは本当にいつ会ってもヒデさんで、優しくて物腰が柔らかくて、安心する(飲みながらヒデさんはわたしとひらくさんといると安心する、と言っていた)。思いの外いろんな話ができて、わたしのふとした問いかけにヒデさんはとても真面目に一生懸命に応えてくれて、わたしはなんだか元気が出たのだった。自分の好きを集める、という話をした。ニューヨークにいつでもおいでと言ってくれてわたしはいまその言葉を思い出してなんとなく泣きそうになる。

今日は終わりが遅くなりそうで、明日も一日ゲネであさってが本番、あっという間に終わるんだろう、ヒデさんの曲は美しく、そしてホーンやストリングスも入った編成での皆皆さんの素晴らしい演奏、そこでわたしは歌を歌うのだ。歌というのはやっぱり音楽においてどうしても特別だから、わたしは背筋を伸ばして自覚のようやものをちゃんと持ち、自分の仕事をしっかりしよう、だけどやっぱり楽しみたいな、そして楽しめればたぶんきっと良い演奏になるだろうと、そういうことを思う。

なんだかちゃんとお知らせも出来ないままでもうあさってだけど、ご興味のある方はぜひ。

https://www.reading-concert-express2025.com

そうして気づけば5月だね