2025.08.13

旅から帰って疲れの取れないままきのうはあれこれに追われてわたわたとし、今日になってようやく落ち着いた。今朝は帰りに寄り道をして、喫茶店でひとりでモーニングをした。白く薄いパンに揚げた動物性タンパク質と油に卵を混ぜたものと刻まれた少しのキャベツとたっぷりのバターが挟まれたもの(フィッシュサンドイッチ)をぱくぱくと食べ、大きなマグにたっぷり入ったコーヒーをごくごくと飲み、さらにはフレンチトーストにソフトクリームと生クリームがもりもりに乗せられたものまですいすいと食べ、二杯目のコーヒーをまたぐびぐびと飲んだ。カフカの断片集という薄い文庫本をぐいぐいと読みながら。いつもと違う環境でしかし自分のペースで自分だけの時間を過ごし、ようやくいろいろがリセットされた気持ちになった。こういう時間が必要なのだなと思った。カフカの断片集は札幌で立ち寄った小さな本屋さんで見かけて買ってきた。本屋なんて東京にだってどこにだってあるけれど、でもこういうことこそが旅の醍醐味なのではないか、と帰りの電車でまたページをめくりながら思ったのだった。

いろいろ細々やることはあるのだけど、明日は時間があるからゆっくりやるべきことをやることにして、今日はまあいいか、という気持ちで出来ることを少しだけやる。

きのう母が祖母のところに行くついでにわたしのところにも寄っていって、父の地元の長野に行ったお土産に野菜やら果物やらをお裾分けしてくれたので旅の前に空にして行った冷蔵庫がいっぱいになった。貴陽というプラムを初めて食べたのだけどすごく美味しくて、プラムのイメージがすっかり覆った。わたしは北海道のお土産を渡した(もちろん六花亭のバターサンド)。少しだけゆっくりして、夜が深まったら走りに行きたいけどどうかな。カフカ含めて北海道で3冊も買ってしまったのでめきめき読まなくては。そういう時間が必要だたぶんいまは。