2022.07.22
一日の大半をベッドで過ごした。こんなことはいつぶりだろうか。
子供の頃、風邪をひいて寝込んでいるとき、昼間のまだ明るいときよりもむしろ夕方になりだんだん外が暗くなっていく時分に、夜でもないのに布団の中で横になっていることをなんだか不思議に感じていた、ということを思い出した。ただただ横になっていることが暇で暇で仕方がなく、起き出していくと母に体温を測るように言われ、熱が下がっていると姉弟と一緒にテレビを見ることを許された。
体調が底辺なことに加え、久しぶりに首が爆発してこの数日は日常生活にも支障を来たすほどで、整体師の友達に連絡をしてみたら頭と目と胃を休めるよう言われた。疲れやストレスが過度に溜まるとときどきこうなるのだけど、胃腸も関係しているとは考えもしなかった。普段冷たいものはあまり摂らないようにしているけれど、この一週間ほどはアイスや凍らせた果物などをせっせと食べていたので深く反省した。あたたかいものを食べて、と言われたので、暑くなってから常温に切り替えていた水を久しぶりに沸かして飲もうとすれば盛大にぶちまけて両太ももを火傷する始末。
本当は今日はレコーディングの予定だったけれど延期にさせてもらった。友達が耳は休めなくてもいいというので、今日はゆっくりいろいろな音楽を聴いた。
たまには、と思って国内の流行りの音楽と思われるプレイリストも聴いてみたけれどちっとも良いと思えず何度目かの同じ絶望を味わい、出来心を後悔した。
日々は少し進んだと思えばすぐに停滞し、そうしてあっという間に後退する。どうしてこんなにも簡単ではないのだろう。
世の中はますますざわざわとし、気になるニュースや読みたい記事、観たい番組もあるけれど、余力がないままに過ぎている。原稿にも手をつけられず、アレンジも進まず、オンラインの講義の課題もすっかり溜まってしまっている。平坦な道を歩いているときは何てことないのに一度穴にハマってしまうとそこから抜け出すのはこんなにも大変。
頭と目も休めなくてはいけないから今日はここまで。