2022.05.30 空

きのうは午前中打ち合わせがあり、時間ぎりぎりにばたばたと家を出ればせっかく焼いたマフィンをバッグに入れ忘れて、駅に着く頃になってそのことに気づいて思わず道端で「あ」と声が出た。ブルーベリーとココナッツのマフィン。今朝食べた。そうして今朝はまたココナッツとココアのスコーンを焼いた。

なんかあっという間に夏だね。5月とは思えない。春はどこへ行ったのや。でもこの後に梅雨が来てまた夏が来るのかと思うとそれだけでちょっとなんていうか出来ればご遠慮ください、というような心持ち。

選挙が近付いてわたしの生活も少し慌ただしい近頃。選挙前に忙しくなる生活なんて1ミリも想像したことがなかった。去年に引き続き「みんなの未来を選ぶためのチェックリスト」という活動に携わっている。自分がどこかの何かの、隙間みたいに空いた小さなスペースにちょうど良い具合にすぽっとハマって何かしらの機能を果たす様は面白いものだなと思う。ようやくみんなともコミュニケーションが取れるようになってきた。本当に時間がかかるなぁと改めて思う、というか、また改めて知って、学んでいる。自分のことも、みんなのことも、人間のことも。

マスクを外せないまま三度目の夏。鉄橋の向こう側の空のあおいろを眺めて、歩道の花壇の脇に水仙を小さくしたような雑草の花がいくつも並んで咲いているのを見た。会えなくなった、会わなくなった人たちのことをときどき考える。