2022.05.27 紫

ひどい夢を見た。詳細は忘れてしまったけれど、家族全員にこっぴどく裏切られるという夢だった。弟のわたしに対する軽蔑、そして絶望の感覚だけが残っている。弟が結婚して、相手の姓になったことをわたしは相手を慮ってのことだろうとばかり思い込んでいたのだけれど、この間母に会った際に、うちの、つまりは父の家族の血筋から離れたかったのが理由らしいということを聞いて、その真意はわからないものの、彼が離れたかったものの中に少なからずわたしも含まれているのだろうということを思って、真正面から傷つかないように避けたけれどやっぱりショックを受けていて、きっとその影響だろうと思った。

そうして深夜に目が覚めてもう一度目を閉じると、今度は素敵なひとがわざわざ遥々わたしに会いに来てくれて、わたしはとてもとても嬉しい、という夢だった。「会いに来たんですよ」と言ったそのひとの顔をとてもよく覚えている。

ヤクルト1000というのをやたらツイッターで見かけるなと思っていたら、それを飲むと目覚めが良くなるが悪夢を見る、という話をきのう知り合いに聞いて、あるいはそのせいでひどい夢を見たのかも知れなかった。

言葉について、特に脳内でひとりの会話のように繰り広げられる言葉についてとても興味があり、まさにそれについて書かれた本を最近たまたま見つけて、購入して読み始めたのだけど(4千円もした)、ちっともちっとも言葉が入ってこない。この手の本は本当に読めない。知識を提示するような本。いくら興味があってま本当に読めない。小説やエッセイや、日頃読んでいるものの10倍くらいの時間とエネルギーを要する。その不思議についても知りたくてきっとそういう本もあるのだろうけど、それをわたしはきっとまた読もうとしても読めないのだろうなジレンマだな、ということを今日は思っていたのだった。

ずーっと散漫。なにをしていても散漫。なにをしていても常に他のなにかのことが気になってしまう。困ったな。

そんなのとを思っていたらさよこさんから久しぶりにメッセージがきてわたしは嬉しい。夕暮れが今日は青っぽい紫色。小学校の頃に育てた朝顔の色にこういう色があった。すごーく濃い紫の朝顔が主流の中、ちょっと淡い色の花を咲かせる朝顔に当たった子がいて、それが羨ましかった。その、羨ましかった色とよく似た色の空。種を分けてもらって、家の、キッチンの窓に沿う壁のそうところの小さな花壇というか、土、に、植えて育てた。

夜は、少しはなにかしなくちゃとも思うけれど、何も、今日はもういいよ、とも思う。相変わらずとても眠い。いろんなひとのいろんな想いが交差している。のを見ている。