2022.08.02
夏が、まったくもって容赦なく、わたしはどうしていいかわからない。ほとんど途方に暮れている。今日は移動距離が長いのに本を忘れてきた。あと譜面も。忘れ物をしなくなる人生ってあるのだろうか。あるよな、持ち物リストを作ったり、前の日の夜にちゃんとぜんぶ揃えておいたり、そういうことをしたらいいのだ。
今日は久しぶりに、とても久しぶりに自分のレコーディング。吉木さんが来てドラムを叩いてくれる。わたしはレコーディングが久しぶり過ぎて、スタジオまでどんな気持ちで行ったらいいのかわからない。前は、どんな気持ちだったのだろう。もう、ぜんぜん、思い出せない。
電車の隣の席に座っているはグレーヘアのお洒落な女性が一心不乱といった様子でスマホでゲームをしている。ぷよぷよみたいな、消していくやつだと思われる。最近母にときどき会うと同じようなものを一生懸命にやっているので少し面食らうのだけど、でもわたしだってきっとひとたびやり始めてしまったらいつまでもいつまでもやっているに決まっているのだ。
髪の毛をとても短く切って、4日が経ってようやく見慣れてきたような気がする。あまりに暑いし、やっぱり切ってよかった。ストレッチなどするときに首をぐーと後ろに逸らすと襟足の短い毛が首と肩の境い目あたりの肌に触れてじょりじょりする、そのことがとても新鮮。
フジロックの配信を、仕事中や夜家に帰ってから、移動中、など、なるべくたくさん観た。素晴らしいと思ったのはKIKAGAMU MOYO、折坂悠太(重奏)、ハナレグミ。あとArlo Parksが最高にチャーミングでバンドも良くてますます好きになってしまった。KIKAGAKU MOYOは年末に東京でもライブをやるそうなので観に行きたい。ぼーっとしていたらソールドしたりしそうだな。
フジロックに出演した某アーティストがMCで俺の音楽はエアコンの効いた部屋で聴くためのものじゃない、というようなことを言い、YouTubeでの配信には参加しなかったことに対し、身体的にライブに参加することができない自分には堪える話だった、身体的にライブに行けないひとは差別されて当然と言われているような気持ちになった、というツイートを見かけてしばらく見つめて考えていたのだけど、少しあとにそのアーティストが「DMくれたら送ってあげるよ」とリプライを飛ばしていて、その上から目線の傲慢な物言いに閉口した。している。彼の主催するレーベルのコライトキャンプの話を少し前に友達から聞いていて、きのうだかおとといにそれについてのインタビューを見かけてちょうど読んでいたところだった。ただの言葉尻、真意はわからない、とも思うけれど、そういう端々に表れ出てしまうのが人間性というものだよ、とも思うのだった。
美容室にサングラスを忘れてきてしまい、目がしくしくチラチラする。わたしは目が弱いのか強い紫外線を浴びるとすぐに痛くなってしまう。髪の毛の、カットの、厚みが少し気になっていてしっくり来ていないのでサングラスを取りに行きがてら調整してもらえるか聞いてみているところ。また表参道に行くのでこの間のワンピースをまた見に行きたい。
日々が流れているわ、川のように