2022.10.07 言葉遊び

20代の頃のことを思い返してみると、だいたいぜんぶのことが無駄であったなと最近は思う。しかし無駄なことをしなければそれが無駄であったことをわたしは知らなかっただろうから、そういう意味では無駄も無駄ではなかったのかもしれない、と思って、これは自分に対する何らかの励ましだろうかと考えたけれどどうだろう。

アメリカにいたときの友達に「ぜんぶ言葉遊びだと思うねんな」と言われたことがある。彼は名前をようすけ君といって、確かわたしのひとつかふたつ歳が上だった。物静かだけれど芯が強く博学で、みんなから一目置かれているようなところがあり、わたしも彼のことを尊敬し信頼していた。卒業したあとも彼とはときどきメールでやりとりをしていて、一度東京で会ったこともあったな。言葉遊び、という言葉が当時はしっくり来なかったけれどいまはよくわかるな。

ずっとしまってあった冬用の布団を晴れの日に干してから使いたいと思っていたけれどずっと天気が悪く、そんなことを思っている間にあっという間に冬が来てしまったので干す機会のないままきのう引っ張りだせばぬくぬくほかほかでよく眠れた。ますます朝ベッドから出るのがしんどくなるこれからの季節でありますね。幼いころはわたし早起きがとても得意な子どもだったのに。ようすけくんは今ごろどこで何をしているのだろうか。日本にいるのかな。いないかもな。今日も雨。寒い。