2022.10.18 システム

きのうは朝からまったく元気が出ず、甘いものでも食べたいなぁと思いUberを検索したらモンブランの画像を見てしまいそうしたらもうモンブランのことしか考えられなくなって逡巡の末季節のフルーツタルトと一緒に注文し、夜な夜な赤ワインを飲みながら夕食代わりに食べた。こんなことをするのも久しぶりだなと思って、だからまあたまにはいいでしょうという気持ちでのんびり味わって食べた。モンブランが本命だったけれど意外とフルーツタルトタルトが美味しくて、わたしは好きなものを最後に残すタイプなのでどちらを最後に食べるか真剣に悩みながら食べた。しかしタルトの端っこの硬いところの上手な食べ方がずっとわからない。そして考えてみれば(考えてみなくても)わたしはつい一週間前にモンブランを食べたばかりだったのだった。秋の間にあと2回くらい食べたい。

来月久しぶりのライブが決まった(9日、下北沢LIVE HAUS)。しっかりみっちり練習しなくては、何やろうかな、と考えながら制作も引き続き、加えて当てもなくまた新しい曲も作っているるのであれこれの思考アイデア願望計画などといったものが少しばかりこんがらがって脳内でわちゃわちゃしている。

曲を作るという行為は、単に曲を作るという文字通りの意味に留まらず、その後どのようにアレンジをし誰とどのようにしてどこでレコーディングをし、その後どのようにして発表するかということまでが含まれているとは言わずともほとんど自動的に芋蔓式といったようすでずるずるっと繋がっているので。それを考えるのは楽しくもあり億劫でもある。余計なことは考えずにひとまず作ろう、とか思ったとて勝手に思考は繋がっていくし、数字に縛られずにおりたいなんて思ったとてやっぱりそこから完全に自由になるということはとても難しくもあって。システムについて考えたりしている、リリースしてからのこの一週間。システム、抗いながらもある種の枠組みの中で闘わざるを得ないというかね、この社会に生きている限りは多かれ少なかれ、別に抗わずとも闘わずともいいのかもしれないけれど、でも一体何と、誰と。自由ってほんと難しいよ、とても遠い。でも作ってるときだけは純粋な気持ちで自由でありたい、そしてそれが出来たのならそのほかの多少の大人の事情みたいなものはなんかまあどうでも良い、ような気もするがやっぱりそういうわけにもいかないのでなかなか。今日は久しぶりに一日Big Thiefを聴いていた。彼らはそういう意味ではすごく、とても自由にみえるな