2023.01.28

おはよう。今日は土曜日。いまは12時半。年が明けてから割と朝きちんと起きられているのだけど、今日は少しベッドの中でぐずぐずぬくぬくとし、9時ごろになってえいっと起き上がってカーテンを開けてみれば雲ひとつない美しい冬晴れであったのでやかんを火にかけてお湯を沸かす少しの間窓を開け放して、それからばばばっと布団を干した。そうしてなんだか無性にパンが食べたくて、そして外に出たたいなという気持ちになって、そのままの服にコートとマフラーを装着してとことこと歩いて15分ほどのパン屋まで出掛けていった。コロッケのサンドイッチが美味しそうだったけれどお店のひとに聞いてみたら肉が入っているとのことだったので、ナッツとドライフルーツがたっぷり入ったのと、それからクリームがあふれるほど入ったクリームのパン(クリームは真っ黄色のではなく白っぽいやわらかいタイプの)を買って、それからコンビニでコーヒーを買って、帰りは川沿いに出る道を選んでみれば土手に上がった途端ハッとするほどのきらめくあおの眩しさを背にユニフォームを着た子供たちが野球をしていた。わたしはベンチに座ってポッドキャストでsessionを聴きながらコーヒーを飲みクリームパンをもしゃもしゃと頬張った。じんわり暖かい日差しと冷たい風のその心地よさ。

明日はme and youさんにお呼ばれして渋谷ヒカリエでのイベントにトークで参加させていただくのだけど台本が届いてきのう夜な夜なそれに目を通した。こころとからだ、ジェンダー、セクシュアリティーにまつわるニュース、出来事について話す、といった内容で、思っていたよりぽんぽんとイメージが浮かばず、今日これからちゃんと調べたり考えたりして臨まないとなと思っているところ。

わたしは去年の夏の衆院選以降はわりと矢印がうちにうちに向かっていて、だからこそ制作やリリースがようやくできたのだろうと思われるのだけど、だから世の中に起きている出来事についてもちろんある程度認識はしているつもりでいるけれどひとつひとつの事象に対して深く読み込み考察するというようなことはほとんどしておらず、といったようすなので、明日はどんな態度でどんなことを話せるだろうかとちょっとまだイメージが湧かないのだな。まあ、でも、わたしはわたしとして、わたしの中にあるものをわたしの言葉で表現するしかないので。今日ゆっくり考えてみる。ご一緒する永井玲衣さんのご著書をそういえばまだ拝読しておらずきのう慌てて注文しまだ届いていないのだけど今日読めたらいいなと思っている。そんな付け焼き刃な、と思ったりもするけれど遅かれ早かれ読みたいと思っていた本ではあるのだし、楽しみ。なんか、世界のいろんなことをきっかけにそれぞれのパーソナルな部分を共有できるようなやさしいささやかな時間になったらいいなーというような、ことを、おぼろげに思っている。

渋谷ヒカリエにて、です、ご都合よろしければぜひお越しください。

https://meandyou.net/news/10001/

制作はすこーしずつ進んでいて、いよいよ来月からレコーディング。ようやく、やっと、という感じ。制作なんて毎回まいかいが手探りであるが、今回は特にその色合いが強いと感じる。なにせ関わってくれるひとたちがこれまでに比べて格段に多い。はじめて、ふたりというミニアルバムを作ったとき、わたしはなにも知らないわからないままにゴメスさんにお願いをして一緒に作ってもらって、その次のWe Are Always a Bit Lonelyはずっといろいろなことを手伝ってくれていたSさんというひとが実質マネージャーのような形で携わってくれて一緒に作った。Everything Goes Back to Youは初めて君島さんにお願いをして一緒に作ってもらって、シングルは、まぁシングルなので、それはやっぱりまとまった作品を作る感覚とは少し違っていて、そうして今回は君島さんに加えなんと4人もミュージシャンが関わって一緒に作ってくれている。それというのはなんというか、すごいことだなと改めて冷静に考えてみれば、やっぱり思うわけで。べつに気負いたくはないけれど、でもやっぱり背筋が伸びるような想いがするので。自分のやるべきことをひとつひとつ丁寧にやる、ちゃんとちゃんとひとつひとつをみる、見逃さない、誠実である、そういうことをしっかりやって、あとはみんなと楽しく作りたい。あとは感謝の気持ちを忘れないこと、そしてそれをちゃんと伝えること。そういうことかな、といま書きながら考えて確認している。いい天気だなあ。今日は家で少しギターを録って、それから足りていないところの歌を考える。明日とあさってはたくさんのひとと会ってたくさんのひとと話をする予定がぎゅっと詰まっている。いろいろ、たくさん、交換ができたらいい。日差しがキーボードを叩く手元にあたたかい。