2024.06.06
季節が変わって、何が変わるかといえば、咲いている花や植物の様子(草木がめきめき茂っている)もさることながらやっぱり風。全然違う。開け放したガラス戸、右から左にすーっと通る、だけどそれはとても柔らかい、ふわふわしている。この風が大好きだからこの季節が大好き。光の射し方も変わったので、部屋で仕事をしていても眩しい時間帯が変わったし、軒下に座っていても日陰が出来る時間が変わった。風はいつでも感じていたけれど、光については東京にいたときには気が付かなかった。こんなにも違うのだな。
それにしたって6月。きのうは日記を書いてみたけれど何となくしっくり来なくてまるごと消した。週末は切らしていたチョコレートチップを買った(高い)のでチョコチップクッキーをたくさん焼いて、でもきのう食べきってしまったので今朝は母が沢山作って送ってくれた柚子のジャム(悪くなり始めていたのでもう一度火を入れた、早く使わなくちゃ)とココナッツでスコーン。スコーンは久しぶりに焼いたな、というかこっちに来てから東京にいたときほど焼き菓子を焼いていないな考えてみれば。川沿いのあの部屋ではわたしはほとんど毎朝なにかしたら焼いていたのではなかったかしら。そういうときもあったしそうじゃないときもあったのだろうか、忘れてしまった。
おととい、手の甲や指などをあちこち蚊に刺されて痒くて痒くて目が覚めて眠れなかった、のだけど、目が覚めるとちっとも痒みがなく、あれ夢だったのかしらと思ったけれどいまになってまたじわじわと痒みが増してきてやっぱり本当だったのかもしれない、わからない。
夏が来るのだな、しかしその前に梅雨が来るのだよな。ものすごい湿気らしいのでとても恐れている。加計呂麻の梅雨では部屋にぽんと置いていたギターケースがカビであっという間に真っ白になったことがあった。除湿機を買おうか。加湿器だけは使っているけれど、空気清浄機とかそういうものを使ったことがなく、どうなのだろう。まぁでもこんな山の中で空気を清浄する必要もないよな、除湿機、あったら良さそうだけど。調べよう。
最近はとても久しぶりにまたフィルムで写真を取り始めた。主にというかほとんど小さなひとの写真。小さいひとは目に見えて日々変化しているし、わたしたち三人のこのささやかな暮らしもほんの束の間なのだから残しておきたいなという気持ちになって。