2024.07.30
そうして訪れる何とない平穏。ひどく綺麗な夕暮れの中を久しぶりに三人で散歩。あまりの暑さに食欲も減退、とりあえず夏野菜のカレーとあとはアイスのレシピを色々試す。久しぶりに好きなレシピでおからのケーキを立て続けに、一度目は柚子のジャム、二度目はチョコレートを入れて。おからは偉大。ふとめくった川上未映子のエッセイに「孤独の最小単位はひとりではなくふたりだと思いませんか」と書かれておりなるほどねと思う、それについて数年前よく考え感じていた時期があった。何日か前総合格闘技の試合があったのらしく、よく知らないプラットフォームでしか配信されていなかったのでわたしは観てはいないのだが、高校生の頃から好きな選手がなんとKO勝ちしたそうでとても嬉しく昔の試合の動画を見始めるなどして。わたしはこの選手をもうずいぶん前に一度新宿の東南口で見かけたことがあり、未だに声をかけたら良かったなとときどき思うことがある、別に写真とか握手とかではなく、ただ好きですと伝えたらよかったなと思う。すれ違った時の角度とか、やたらはっきりと覚えている。それにしてももう二十年も総合格闘技の第一線で戦っているなんて、もの凄いことだと思う。身体に気をつけて頑張ってほしいと単純に純粋に思う。それにしても最高だな。そうして7月も間もなく終わろうとしている、なにか宿題があっただろうかと思うけれどそんなのははっきり言って自分自身の裁量でしかないからよくわからない。相変わらず決める、という行為が苦手だかどうやらひとつ、決めたよう。この場所での暮らしも年内になりそう。思ったよりも早くその時が来た。寂しさも当たり前にあり、変化への抵抗もある、が、心を、決めて、そうしてそれに基づいて計画なり行動なりをする、みんな当たり前にそういうふうにしているのだろうね、きっと。8月9月10月とそれぞれにそれなりに予定が入っている、きっとあっという間に過ぎるね