2024.11.08
シングルを含め、去年からリリースが続いていたのでようやく終わって、なんというか、まっさらに戻ったような気持ちで、今日は久しぶりにアコギを弾いた。めっきりエレキギターばかり弾いていて、アコギには薄っすらとほこりがかかっていた。オープンチューニングで思いつくまま眠くなるまで弾いた。台湾でわたしの演奏を聴いた他のバンドのメンバーにチューニングは何か、と訊かれて、レギュラーチューニングだよと答えると、オープチューニングみたいに聴こえると言われてそれが嬉しくて少し得意な気持ちになってそのことを何度も思い出している。
リリースをしたとてなにがどうということもなく、反応はもちろん気にはなるけれど、以前のように一喜一憂するようなことはなくなって、それは良かったなと思う。ツアーもなければプロモーション活動もなく、ただ作って、ただ出す、というだけの至極シンプルな営み。負荷が少なく大変に健康的。この先きっとまたツアーや多少のプロモーション活動的なことをすることもきっとあるだろうとは思うけど、そのときにはきっとまたそのときの気持ちで向かい合えるようになっているんだろう
書きたいことは、つまり言葉は、そこにあったかと思えばすぐに見失ってしまって、こんなに近いのにこんなに遠い、その不思議を何度でも思う、だけどこの間、ノートやiPhoneのメモに書きっぱなしにしていたたくさんの言葉の羅列を見返してみればなかなか良いなと思うものがいくつかあって、これが曲になったらどんなかなと想像して小さく心躍った。
また会いたいひとにはどうしたら会えるのだろうな、物理的に離れているとあるいはしばらく会わないでいるとまたあるいは歳を重ねると、ただ会うのにも何かしらの口実なような気がしてしまって、本当はそんなことはないんだろうけど、どうなのだろうね。いやそんなことはないよ。いつだって会いに行けばいいのだ。
今日はとても寒くて一日ウールのセーター。きのう野菜の揚げ出しを作って、今日は残った汁にいつかいただいて冷凍庫にずっと入っていたお餅を揚げて入れたらとても美味しかった、お餅を生まれて初めて揚げた。