2026.01.27
急な仕事が入り、少しあわあわしていたこの何日か。久しぶりにMIDIの鍵盤を出してきて、うんうん唸りながら曲とも呼べないようなとても短い一連の音をつくり、ミックスをした。きのうの午後に形になったのでいったん送り、そうしてきのうはプールと決めていたので泳ぎに出掛けた。先週行けなかったので二週間ぶり。プール大好き。家にいるときからなんとなく寒いな背筋が嫌な感じだなとは思っていたのだけどそれほどというかほとんど意に介さずおれば帰宅後みるみる具合が悪くなり、身体中がいたいし頭もいたいし食欲は皆無だしああこれは完全に風邪だと気がつき、夜になるとめきめき熱が上がっているのがわかったのでとにかくあたたかくしてさっさと寝た。夜中に何度か目が覚めて、こま切れの夢をみた。かとぅーさんとべべちゃんと、わたしたちは何やら大きな店をやっていた。大忙しで働いていて、海辺にあったのか、船のうえの店だったのか、ディズニーランドにあるような海賊船をみたような気もするけど気のせいかもしれない。
朝起きるとたっぷり汗をかいていてすっきりしている感覚があったので安心して、パジャマと寝具をえいえいと勢いよく洗濯し、きのうはお風呂に入る気力もなかったので朝から湯船につかった。今日は本当は昼から映画に行きたかったのだけどそんなことをしていたらどう考えても間に合わなかったので昼ちかくになってゆっくり朝食をとり、食欲が戻っていたのでなんだかうれしくなってしまって全粒粉のパンまで焼いて食べたらたちまち胃がひっくり返ったような気持ち悪さ、すぐに調子に乗ってしまう、自分の身体を全体的に過信している。
映画は諦めたけど今日はどうしても買い物に行きたくて、もう何年も履いているブーツがいい加減に限界で、電車に乗って出掛けて行った。でもやっぱりどうにもお腹が痛くて、そうして電車を降りたところであれ、と思ってトイレに行ったら生理が来ていた。驚いたことに年末から2回連続で28日周期で生理が来ている。こんなことは生まれて初めてではないか。だから生理痛だったのかと思ったけど、でも痛いのはやっぱり胃のような気がしてしかしせっかくここまで来たのだからとスポーツ根性を発揮しいくつかお店を回るも収穫なしでとぼとぼ帰宅。本当だったらせめて喫茶店でお茶してケーキでも食べて本を読みたかったけれど、胃が痛くてコーヒーすら飲む気にならなかった。そうしてけっきょく家に帰ってネットで調べまくってブーツを注文したのだった。でも今日は休む、休み、と決めていた日だったからこんなのもたまには良いでしょう。外に出かけて行った、ということがまず大事、そしてわたしが欲しいと思うようなものはそこら辺にはやっぱりないということをわかっていたけど再確認した、という収穫。
しかし体調が悪いと不思議なことに本というのはまったく読めないのであって、こういうときに頼りになるのが映画。夜、久しぶりに家で一本観た。グレタ・ガーウィグが出ているわりと最近の(わたしは彼女のことがとても好きなので、映画の良し悪しにかかわらず彼女が出ているだけで彼女を観ているだけで幸せな気持ちになる)。つい何日か前になにかで見て知ってああ観たいと思ってウォッチリストに追加していたのに、なにで見たのだったかもう思い出せない。
風邪をひいたとて胃が痛いとて脚と脚のあいだから血が流れているとて、ぜんぜん平気、というフリをして過ごす。誰が見ていようといまいと。だけどそれというのは、なんにしたって同じなのではないか、つまり、平気じゃなくたって、ぜんぜん平気、という顔をしてそういうポーズでわたしたちはいつだってたいていの場合はごまかしごまかしやっていて、いやほかのひとのことはわからないから想像だけど、でもたぶんみんな多かれ少なかれそうなのではないかしら、だってそうでもしないとやっていられない、いやそうなのかな本当に、どうなのだろうね。わたしはだいたいいつも平気ではなかった、平気な日なんて一年に一日二日あるかないかだった、ずいぶん長いあいだそうだった。だけどそれがいまはだいぶ増えて、というかすっかり増えて、最近はだいたい平気、と思えるようになった、これは考えてみれば本当に驚くべきことだけれど、それはさておきでもそれでも、あ、いまちょっと平気じゃないかも、という瞬間というのは折々にやってきて、すーっと胸の隙間に入り込んでは細い針を刺していく。わたしはじーっとただ黙って耐え、それが過ぎるのを待つ。そのくり返し。
どうしたら傷つかずにいられるのか、なにも感じなくなりたい、と長らく思っていたけれど、でも傷ついたり悲しんだり寂しんだり、そういう感情をちゃんと感じる、感じ切るというのは実際とても大切な工程で、そうでないと紹介されなかった感情というのは奥のほうでどんどん溜まって膿んでいくから、だから、それをしたうえでいかにすっと回復し、さっと自分の日々に戻ることができるか、大切なのはそのことではないか、というふうに思うようになった。
ということをこの間インスタグラムのストーリーにも書いたらたくさん反応があった。だからみんなそうやって生きてるのだな、と思ったのだった。
もう少しなにか書きたいことがあるような気もするけど浮かんでこないのでおしまい。相変わらず、あなたのことを思ってるよ、と伝えるすべを持たないまま、今日もおしまい。