2022.10.31
相変わらず小さな傷や恥を重ねている、それはほとんど満たされた日々の隙間に隙間にある綻びをわざわざ見つけ出して指を刺すような行為だなと思う
幾重にもなったそれらを分解して見てみるとそこにあるのはさみしさだった
また。
さみしさについて、どれだけ書いても書いても、果てしがないのらしい、飽きもせずに
さっき夜道を歩いていたら角を曲がってきた小柄な老女が、バケット帽を深く被り顔もわからなかったであろうわたしに出会い頭に「こんばんは」と声をかけ、わたしもこんばんはと返した
10月が終わる