2023.03.24

雨。さらさら雨。しばらくはこんな天気なのらしい。そういえば桜の季節は雨が多いのだったそうだった。すっかり忘れていたことも一年経って季節が巡ればまた思い出す。今朝は過ぎ去ったものたちはどこへいくのだろうということをぼんやり思った。

何日か前ふと食べたくなって夜スーパーへ出掛けて行っていちごを買ったのだけれどあまり甘くなくてあまりおいしくなかった。レコーディング後半の4日間のうち2回、いちごを買って行った。スタジオ近くのスーパーで買ったものだったけれど大粒で甘くておいしかったな。ということを思い出しながら、おいしいいちごとそうでもないいちごの作られ方の違いについてほんの少しだけ考えた、作るひとがどれだけ愛情を込めたか、ということがまず思い浮かんだけれど、でもすごくすごく愛情を込めても気候や天気やその他であまりうまくいかないことだってあるだろうということをそのあとに思ったのだった。SNSでいちご狩りの様子をちらほら見かけた。いちご狩り、子どものころに連れていってもらったことがある。また行くことがあるだろうか。

なんとなーく、ふわふわした心持ちでいるこの何日か。窓の外はすっかり春色で、窓の外を見るたびににあぁ春の色だ、と毎日毎回同じ鮮度でそう思う、そしてそのことを不思議に思う。なんにでもすぐに慣れてしまってそのことはわたしを憂鬱にさせるけれど、慣れないこともたまにはある。ごくたまに。そして大概は、悲しいことに適用されるけれど。家で録る歌があと少しだけ残っているけれど、しばらく雨なのならそれはしばらく録音ができないということなので。編集作業、びみょうなところが多く何度も何度も確認しては調整してということを繰り返しているけれど、ほぼほぼ、という感じ。些細なことを諦めないこころ。今月中にはぜんぶ終わらせたい気持ち。