2022.01.16

朝目が覚めた瞬間に、今日は調子が悪かった。9時半過ぎまでベッドから出られなかった。

お店の日は朝大抵ひと仕事(といってもほんの少しだけど)して、朝ごはん(何かしらのスムージー)を飲み食べて、それから家のことなどをして、焼き菓子を焼いてコーヒーを入れて、それらを余裕があるときには本を読むなどしながら胃に収めてから家を出るのだけど、今日はなにもする気が起きず、ただぼーっとして気晴らしに少しだけスマホで漫画を読むなどし、でもシャワーは浴びなくちゃと思ってどうにかシャワーを浴びてそうすると少しだけすっきりして、レーズンとシナモンのスコーンを焼いてコーヒーを飲んで、ぼーっとそれらを口に入れながら目の前の本棚に並ぶたくさんの本の背のタイトルを眺めていると、ふたつの夏という佐野洋子と谷川俊太郎の共著が目に留まって、立ち上がってそれを棚から抜き出しぱらぱらめくった。適当なところを開いて読んでいたらものの数分でなんて美しいのだろうと思う一節が現れてその言葉を読み下そうとしたけれど、でもそんなことをしていたらあっという間に家を出なくてはいけない時間になって、ばばばっと家を出て、特に急がなくても大丈夫な時間だと思ったのに駅についたときには乗るはずだった電車がは電車はもう出てしまっていた。

いい天気。

某プロジェクトを一緒にやっていた友人が心身の不調を理由に無期限休み中なのであり、というかそれが休みなのかもう抜けたのかなんなのか、はっきりと話し合う機会も与えられないまま、でも相手がしんどい辛いと言っている以上こちらから働きかけることも出来ず、そのひとのしんどさ苦しさはそのひとにしかわからないのだから、ということを、何度も何度も自分に言い聞かせて納得させている。それは仕方のないことでそうなのだろうと思う、思うのだけど、でもそれならわたしの気持ちはどうなるのだろう。わたしの気持ちは行き場のないまま、説明されることも慮られることもなく放置されて、ぽつねんと宙に浮いたまま、それで、それで?

細々としたいろいろな仕事、急ぎで頼まれたから期日通りに戻したのにそれから何日も連絡がなかったり、送った資料を再度送って欲しいと言われたり、あとになってこれが必要と言われたり、そういう些細なことにひどくエネルギーを削られる。億劫が降り積もっていく。