2024.02.15

久しぶりに一日雨。朝、家の前のスペースにマットを敷きヨガをしていると(最近は外でヨガをする日が増えた)ぽつぽつと小さな粒が落ちてきて午前中はしとしとさらさらと降りその音を心地よく聴いていたけれど次第にびしょびしょと降りはじめいまはときどきごうごうと音が聴こえる。明日は晴れの予報だけど、来週はずっと天気が悪いよう。

坂本龍一さんの『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』を読んでいた。“音楽”というものをなるほどこのひとはこんな風に捉え考えていたのかと、そしてわたしがもっと博学であればきっともっとちゃんと書かれていることがわかるだろうにと思いながら読んだ。夕食後、台所の片付けを終えて部屋に戻ってSNSを開きパレスチナに関する投稿を見、少し自分でもシェアするなどしたあと、あとがきを読んでいると坂本さんの最期の日々の日記の抜粋が載せられていた。

「かつては、人が生まれると周りの人は笑い、人が死ぬと周りの人は泣いたものだ。未来にはますます命と存在が軽んじられるだろう。命はますます操作の対象となろう。そんな世界を見ずに死ぬのは幸せなことだ」

自分のすべきことを今日も考える。小さないとなみを軽んじてはいけない。