2024.11.23 白い生きもの
すっきりととてもよく晴れているが風が冷たく足先が冷え切っているのがわかる。ウールのセーターといつか母が気まぐれにくれた淡い色のストールを出してくる。真っ白い猫が前足をわたしの腕に何度かかけては引っ込めねぇねぇと言っている […]
2024.11.19
真っ直ぐな線が引かれたかのようにはっきりくっきり空気が変わって今日から冬。わたしのいちばん好きな季節はあっと言う間に過ぎ去った。谷川俊太郎さんが亡くなった。一度朗読会に出掛けて行ったことがある。質問の時間があったので手を […]
2024.11.15 思うだけで
SNSで見かける友だちの写真に、みんな当たり前に歳をとっているのだなと思ったりする、わたしは最近は鏡を見る機会もぐっと減ったけれど、東京に帰って美容室に行き長い時間鏡の前に座って話したり笑ったりする自分の中を眺めると、へ […]
2024.11.12 日向で
ここ数日憂鬱なことがあり、きのうの夜はそれががつんとやって来たので仕方なく買っておいたワインのボトルとグラスを掴んで部屋に引っ込みちびちび飲みながらハンガンの『ギリシャ語の時間』の残りを読み(この間ハンガンの「新作」と書 […]
2024.08.06
歌詞を書くとき、それが日本語の場合もあるけれど英語で出てくることの方が多く、以前がどうだったか思い出せないけれど最近はもっぱらそうで、そのことをなぜだろうかと考える。わたしの英語レベルなんて日常会話くらいのもので単語や言 […]
2024.07.11 光を
「光がなければ光を作り出してでも進んでいくのが書くという行為だと思う」 ハン・ガンの言葉。
2024.02.18
一週間前、家にピアノが来た。ずっと実家に置かれたままほとんど誰にも弾かれずにいたピアノを運んでもらい、わたしがいま生活している部屋に入れてもらった。このピアノと暮らすことは永らくわたしの夢のひとつだった。叶った。川沿いの […]
2023.01.08 ただの記録
映画初めは目黒シネマ。『トリとロキタ』、『CLOSE』の二本立て。どちらも公開時に気になってはいたけれど見逃していた作品だったのでさすが目黒シネマ〜という気持ちで嬉々として出掛けて行った。どちらも良かったのだけど、CLO […]
2023.12.30
あっという間にというか気づけばというか知らない間にというか、どうやら明日は大晦日なのらしく、へーという感じ。だからどうということも特になく。年内にどうしても部屋にカーテンレールを取り付けたくて今日は30分ほど車を走らせて […]
2023.06.03 おのれの作品のよしあしを
「自分の作品のよしあしは自分が最もよく知っている。千に一つでもおのれによしと許した作品があったならば、さいわいこれに過ぎたるとのはないのである。おのおの、よくその胸に聞きたまえ。」 金原ひとみをつぎつぎに読み(しかし読み […]