2025.06.17

昼間あまりに暑いので、今日初めてエアコンをつけた。古民家の暮らしでは扇風機でごまかすしかなかったので、久しぶりに空調のある夏を迎えるのだな、と思う、当たり前に快適。姉から3人で暮らした日々を綴じたアルバムが届いて、めくっていたら泣いてしまった。それはほとんど号泣といってもいいほどの泣きっぷりで、わたしはこれはいったいなにに対して涙を流しているんだろうか、と考えたけれどよくわからなかった。悲しいとか寂しいとかそういうことではなくて、たぶん、その日々に対する想いの大きさがそうさせるのかもしれないと思った。お礼の手紙を書いたけれど、封を閉じる糊がなかったので近くのスーパーまで買い物に行けば、小さいひとが大好きなアンパンマンのあれこれが売っていたので、塗り絵と折り紙と風船を買い、姉にはわたしの好きな本を送ることにして、結局レターパックにつめた。

夜はすっかり涼しくてちょうどいい、心地がいい。今日からしばらく仕事が入っており夜も少し作業をするのでこんな日はちびちび飲みながら映画でも流しておくのがいいのだけど、あいにく今日は久しぶりに断食をしているのでそれは叶わないのだった。というかそれ以前に、当面家でひとりで飲むことはしないと決めたのだった。だからどちらにしても叶わないのだった。

なんか今日はぐーっと、ひとりを感じている。何日か前久しぶりにひとりで都内を少しうろうろして、本屋にも行き、本はあり過ぎるからしばらく新しいものは買うまいと思っていたのにやっぱり二冊かってしまって、それを合間に読んで、あと後回し後回しにしていたクリーニング屋にやっと行くなどし、今日は断食だから食事やおやつやまたその食べ過ぎを心配をする必要がなく、それというのはたいそう楽なことなのだった。

ただの日記だ、たいそう機微が少ない、いやそんなこともないか、泣いてるし。
夏が来るのだなぁ、なんか、生まれて初めて夏を迎えるような、なんか、そんな気持ち。