2022.01.12
一日家で仕事をして、夕方2本目の打合せを終えてすっかり陽の傾いた部屋でお腹空いたなぁと思って簡単な夕食を作り、ほっとした気持ちでひとり食卓に向かうとふわーっと細くて長い心許なさがやってきて、あれこれはなんだっけどこから来たんだろうと思い注意深くみてみると、そこにあるのはひとに話したら笑われるだろうと思うような些細な心配事や不安の連なりだった。自分でもなんだそんなことか、と思う、けれどだからといって心許なさの霧が晴れるわけではないのだった。こういう感情とも、おうおうまた来たか、というくらいの感じで付き合っていけたらいいなということを思いながら努めてゆっくり食事をした。
本当だったらきのう行きたいと思っていた下高井戸シネマのレイトショー、やっぱりきのうはダメだった、雨だったし前日の疲れがあったから、でも今日は最低限のやることは終えられたし今日はもうこれ以上仕事をする気分でもなかったからちょうどよく、ばばばっと着替えて、年末に成男さんのお店(都立家政という遠くの街にあるHIBIWAという古着屋)のオンラインショップで注文して数日前に届いたウールカシミアのコートをようやく卸し羽織って家を出た。余裕を持って到着できそうよかったと思ったのも束の間、電車に揺られていれば急激な眠気。年が明けてからも相変わらずとてもよく寝てしまう毎日。