2022.10.04
映画を、2本観た。Netflixで。どちらもほどよくライトでポップで、でも薄っぺらくなく、とてもちょうど良く心地良かった。合間に久しぶりにグラノーラを焼いて、おやつにした。そうしてゴミを捨てに行けば消防車が一帯を取り囲むように何台も止まっており、ほんの数軒先の建物でなにかあったようだったけれど、何があったかを知る術はなかった。
川上未映子エッセイ集3部作を傍目もふらずに読み、今日読み終えた。最近はなんとなく本を読むために本を読んでいる感じがある。わたしはそんなことを言いつつ今日の昼にもパスタを食べたのだけれど、それはきっとエッセイに何度も何度も彼女が毎日のようにパスタを食べているということが書かれていてわたしがそれを毎日のように読んでいるからなのだった。今日は和風の。甘長唐辛子を無理くりパスタと合わせて、刻んだ大葉と茗荷をたくさん散らして。茗荷、という漢字はなんというか、不思議な感じがいつもする。茗という字は少し不恰好で可愛い。
わたしはいっつもいっつもいーっつも、どうしても世界からはみ出している。でもそれは、そういう風に生まれてしまったから、どうしてもどうしようもないのだった。いつか友達の紹介でみてもらった数秘術でも似たようなことを言われた、あなたの周りに輪が出来る、でもあなたが動くとその輪ごと動くから、あなたはずっと輪の中心にいて、輪自体に交わることはできない、だからいつも孤独、そういう性質だと。親友が教えてくれたおまじないはわたしにはあまり効かないみたいで、それはわたしを覆っているなにか甲羅みたいなものが頑丈過ぎて跳ね返してしまっているからだろうなと思った。
孤独に興味がある。どこまでいけるかなと思う。