2022.02.15

今日一日のことを思い出そうとするけれど、なんかうまくいかない。きのうは嘉徳のことで気持ちがわーとなって、そのことを日記に書いて、そうして読みかけだった上間陽子さんの『海をあげる』を開けば辺野古に土砂が流されたその日のことが書いてあり、なんだかいろんな思いが何重にもなってなだれ込んできて、とりあえず書かなくては、という気持ちになって勢いで感想文を書いた。

さよこさんが年始にくれた手紙に海をあげるのことが書いてあって、だからさよこさんに読んで欲しくて、そして誰かに読んで欲しくて、とりあえず原稿をさよこさんに送って、ほかのことはなんにも出来ないままベッドに入った。

今日もきのうを引きずって一日使いものにならないかも、という気がしたけど、午後過ぎになるとだんだん回復してきて頭も体も動き始めた。でもだからといって何をしていたのかうまく思い出せない。なんだっけ。洗濯をした。さよこさんに手紙を書いた。今日はなにも焼いてない。先月末にレコーディングした曲のマスタリングが上がってきて、問題なく無事納品した。加湿器を蹴飛ばしてしまい中の水を盛大にぶちまけたからカーペットを干した。夕方少し用事があって外に出かけて、帰ってから冷蔵庫に大根とそれからわたしには時間があったから、揚げ大根餅を作った。これは大変に優秀というかわたしの好きな大根の消費メニューで、皮ごとざく切りにした大根と、同じくざく切りにした玉ねぎをフードプロセッサーで微塵切りにして、そこに全粒粉と片栗粉を入れて混ぜて、丸めて、油で揚げて、最後に醤油酒みりん生姜胡麻などのソースを絡める。今日の大根は水分が少なかったからか(冷蔵庫でしなしなになり始めていた)タネが良い具合でまとまって可愛く丸く作れた。たまの揚げものは楽しい。あとは残りの大根と白菜人参春菊春雨キムチなどをまた水炊きをして夕食。

夕食後に読書感想文の原稿を確認して少し手直ししてアップ。そのままの勢いで滞っていた本編の原稿も仕上げてようやく書き終え(11月くらいからやってる)さっきはるかさんとちーちゃんに送ったところ。

くたびれた。だけど今日のはよいくたびれだ。大根餅がおいしかったことが今日の幸せ。

何日か前に買ったラナンキュラス、白にすこーしだけピンク、つぼみが次々に開いている。花びらがとても艶やかでうっとりする。一緒に買った、濃い赤紫の、スター、ファイア、名前を忘れた、白詰草のような小ぶりのぽんぽんのような花との組み合わせも気に入っている。自分でおいしいごはんを作って、お花を買える生活ができればとりあえずは暮らしていける。