2022.09.28 記憶

きのうは夕方過ぎにかぼちゃのポタージュを啜りながら例のKALDIーの全粒粉のクラッカーをぽりぽりと齧り(本当は3枚ほど食べれば満足するのだけれど、6枚の個包装になっているのでなんとなくいつも6枚食べ切ってしまう)そのまま動けずソファで横になってしばらく眠り、目が覚めると22時。起き出して送られてきた音源ファイルの確認やその他事務的なことを少しだけやってベッドに潜り込み眠る前に日記を書いて、そうしてちょうど24時、あぁ寝る直前にスマホを見てしまってこれはまた眠れないかなと思ったけれどぐーと眠気がやってきてあぁ眠れるのかも、と思ったけれど、やっぱりなかなか寝付けず諦めてしばらく本を読み、それからまた何度か寝たり起きたりそんなこんなして、朝もぐずぐずと。でも今日はヨガも瞑想もできた。続けているとよく言われる習慣の大切さみたいなものの意味合いがわかってくるので。

スムージーを飲んでからトーストとコーヒーをどうするかという逡巡がしばらくあり、でもそれをしていたらたぶん遅刻する&今日はこれからパフェを食べに行くのだし、と思いチョコレートをひと切れ齧ったあとに歯を磨いて着替えていそいそと家を出ればなんだか初夏に戻ったような空模様。こんなときに、初夏のようだけれどやっぱり空気は秋、とか、なんか、そんなようなことをいえたら格好がつくのにと思ったけれどわたしにはその違いはあまりわからなくてやっぱり初夏のようだと思った。

いま電車の中で、さっきまで川上未映子のエッセイを読んでいたけれど頭の中に言葉言葉ことばが湧いて湧いてわいていたので、書き留めようと思った、のだけど、なにを書こうと思ったのだっけ。

そうだ、わたしは今日これから明大前で乗り換える、明大前には、何ヶ月か前に今後当面の間は消えない消せないであろう思い出が出来てしまって、わたしはこれから明大前を通るたびにそのことを思い出さずにはいられない、そうして今日もぼんやりとそのことが、そのひとのことが、頭に浮かんで、そのことを書こうと思ったのだった。記憶というのはちっともコントロールがきかなくて厄介なものです。覚えておきたいことはさっさと忘れてしまうくせに、あのときあのひとがこんな顔でこんなことを言った、みたいなほんの些細なことをいつまでも覚えていたり、忘れたいもう忘れたと思っていたひとがしつこくしつこく夢に出てきたりするので。徒労感。

そうしてわたしはいま明大前にいるけれど、でも思ったほど思い出していない。この様子なら思ったよりも早く薄れてなんてこともなくなるのかもしれない。でもなんてことなくなったとしても、薄れたとしても、きっと記憶そのものが消え去ることはなく、頭の片隅にほんのちょっとではあってもたぶん思い出すには思い出すので、それに対してなにを思うかなにも思わないかというのはまた別の問題なのだね。

今日はこれから無花果のパフェを食べるために友とはるばる電車を乗り継いで出かけて行く、たまにはこういう日もあってもいいよね