2023.12.03 十二月

わたしはいま驚くほど世界になにも期待していない。それは寂しいことだろうか、と考える。わからない。だけどもしかしたらこれまであまりに多くを期待し過ぎていたのではないだろうか、少なくとも以前よりもいまのほうが日々呼吸をするのがうんと楽だと感じる。苦しくない。

というメモを数日前に残していた。どうなのだろうな。鈍麻。という言葉が浮かぶけれど、でもあれもこれも感じて受け止めていたら身が持たない。

和歌山に来てからうすうす思うのだけれど、この世界にはだけどわたしが思っているよりももう少し希望があるのかもしれない。日々を良くしようとさまざまなところでさまざまなやり方で行動をしているひとたちというのはわたしが知らないだけで知ろうともしなかっただけで、うんとたくさんいるのではないか。同じところにずっといるとやっぱりどうしても視点が固定されてしまうからこうしてときどき移動してみることは良いこと有効なことなのかもしれない。足とも用のヒーターを引っ張り出し、中古の石油ストーブを購入。隙間だらけのこの部屋の寒さ対策をなるべく早くしなくてはいけない。いろいろなことを考えつつしかし努めて日々を、なるべくのんびりと過ごしている。