2023.04.07

驚くべきことに、今月に入ってからめきめきと外に出掛けて行く気持ちが芽生えており、春だからかしらと思うけれど去年も一昨年もまったくこんな気持ちにはならなかったことを思うと自分自身の気分の問題なのかもしれない。友人知人のライブを観に行く予定もいくつも入っている、こんなことはとても久しぶりだ。

きのうは親友たちがふたり連れ立って我が家にやってきて、わたしは料理をする余裕がなかったので寿司をとってみんなで食べた。ピザか寿司か、と相談したのち寿司になったのだけれど正解だった。プラスチックのトレイではなく、分厚くまん丸い桶に入った寿司のロマン。

わたしは日頃こうして文章に書いたり歌詞に書いたりして日々自分のなかのいろいろを外に出しているけれど、それでも誰かに「話す」ということでしか果たされない作用というのはやっぱりあるよなあということをきのうはしみじみ思うなどしたのだった。近しい友達たちとこうしていろんな話、これまでであれば話せなかったであろうことや、いまになってわかるようになったこと、をできるようになった、そのことを実感し体現しているときに大人ってけっこう楽しいな悪くないな、と思えるような気がする。今朝起きてキッチンに行って、寝る前に洗ったたくさんのグラスや食器が並んでいるのをみて小さな愛おしさみたいなものが胸に湧き上がってきたのだった。

ひとと関わることや、自分自身をみせること、そういうことがこのまま少しずつ怖くなくなって少しずつ出来るようになっていったら、それはすごくいいなあとぼんやり思う、今日もパンケーキ。最近はバナナを入れるのが気に入っている。